新しい家族の紹介と病気

新しい家族を紹介します。








「ズグロシロハラインコ」＠生後約2ヶ月半

名前：ずん吉　（性別不明）

生年月日：2008年7月上旬

体重：迎えた当日１３５ｇ（食後）

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家族として迎えたときはとても元気はつらつオロナミンＤという感じでした。
 

[シロハラインコ][インコ][鳥]
ずん吉 迎えた初日＠自宅
by okamememe

家族として迎えた初日＠自宅にて。
何か上にあるらしくずっと見てます。（何があるのかは不明）
と、特に変な行動もくしゃみも鼻水もありませんでした‥。
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迎えた当日に健康診断も行ってきて、問題なしという診断結果をもらい一
安心していた








そんな日の夜に…

急にくしゃみをするようになった

「寒かったのかな…？」

「環境の変化で体調を崩したのかな？」

当初は風邪をひき鼻水を出しているものと思い込んでいました。

色々と推測しつつ対応策を練ることにしましたが、鳥専門の先生でもない
ため、出来ることといえば保温してあげることしかできません。








(緊急だったので ごえもん専用ケージを使わせていただきました。）

ヒナということもあり、32度～34度と少々高めの温度設定で保温に努めれ
ば風邪も鼻水も改善されると信じていました。

しかし、一向に改善することなく逆に状況が悪くなりくしゃみをするたびに両
鼻から鼻水が流れ出すといった状況に。

[シロハラインコ][インコ][鳥]
スグロシロハラ＠くしゃみ鼻水
by okamememe

病院に連れて行く当日の早朝に撮影した動画です。
あまりひどく見えないかもしれませんが、撮影する少し前（寝てるとき）は両鼻
から垂れ流し状態で‥苦しいらしく部屋中にうめき声も聞こえてました。
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困ったことに夜になると口を半開きにして苦しそうな声を出すので…
心配で心配でろくに眠ることもできなかった。（鼻づまりで口呼吸してたのかも）

かといって出来ることといえば十分な保温ぐらいしかない、もどかしさに力不
足を感じた。

すぐにでも鳥専門の病院に行きたかったが…仕事もあり、どれだけ早く仕事
を切り上げて帰宅したとしても19時以降になってしまう。

そこから車で向かうことになるため病院へは最短でも20時ぐらいが限界。

病院候補としては下記の病院をピックアップ

★横浜小鳥の病院　…　事前予約が無いとダメ。20時以降じゃ診れないとのこと。

★水上犬猫鳥の病院　…　連絡当日休診日

★恵比寿バードクリニック　…　連絡当日休診日

★飼鳥野鳥病院　……　？？？

ということで以前おかめ＠なみと オカメ＠ごえもん を診てもらったことの
ある「飼鳥野鳥病院」さんに頼み込むこととした。

するとあっさりとＯＫ！

結構な緊急事態なのに時間外とか予約が必要とかでダメとか泣きそうだっ
たけど、なんだかすごく安心した。

「先生ありがとう。」

仕事が終わるとぶっ飛んで自宅へ向かった
途中、同じようにぶっ飛んでるおじさんを抜き去りつつ、とにかくぶっ飛んだ。
すると、自分でもびっくりするぐらいの時間で自宅に到着。

すぐに車もぶっ飛ばして病院へ‥。（もちろん安全運転）

到着後、すぐに検査（糞）に移ると多量のカビ（メガバクテリア）を検出。
※もともと体に持っていた菌で、初回の健康診断で検出できなかったのは発病
してなかったから

単なる保温不足による風邪・鼻水ではなく、その細菌が原因で鼻炎になって
いるという状況であった。（だからいくら保温しても逆に悪くなっていたわけだ。）

鼻に吸引機で鼻水を吸引。

鼻炎で水のような鼻水が出るうちはまだ良い方で、これがノリのようなどろど
ろしたものになると内部で固まり、詰まることが恐ろしいと言う。

内部で固まり詰まっていくことで内側から目を押し出し、（鼻の穴が目の真
後ろにつながっているらしい）目が外側へ飛び出したり、頭部が変形したり
する病気（名前が思い出せません）が恐ろしく、患部もかのうし、うみを持ち
慢性化するとのこと。

そうなると完治するまで何年もかかってしまうらしい。

だからネバネバした鼻水がでるようであればいつでも来なさい！という本当
に鳥のことを大事に考えてくれる先生だ。

で、

その病気を治すためには、薬ももちろんのことですが、一人えさになること
が重要。

先生いわく（ちょっと違うかも）
「生後一ヶ月ちょっともすれば中型のシロハラでもオカメでも一人エサになっ
てないとダメ」。（以前も言われていた。）

「ヒナ」と呼べる時期は生まれてからせいぜい一ヶ月ちょっとまで。

一人エサになることは自分の体にあった食事…つまり自分の意思で体にあ
った量を食べ、自分の体を本人が知ることができるだけでなく、病気に対して
も対応できる力になっていくというようなことを言っていた‥と思う。

＜主な治療方法は下記の３点＞

●自分でエサを食べられるようになること
●薬でカビ菌を殺すこと
（上記２点はごえもんとほぼ一緒…）
●鼻水を出してあげる薬を鼻の穴に垂らし鼻水を出させてあげること

保温に関しても「32度」とか「3４度」とかではなく本人が丸くなってるかそう
でないかで判断すること。








ブルブル震えている＝必ず寒がっているということではない、丸くなってな
いかが目印でその子に合わせることが大切。

また、多少寒かろうとエサを食べることで、それがエネルギーに変わり抵抗
力で対応できる。
なんのためにこんな毛に覆われてるのか。そうでしょ？と…

…そうですよね。

本当にここの先生は鳥思いで、一言一言が勉強になります。

インターネット検索すると「怖い」だとか「覚悟がいる」と出てくると思いますが、
そんな先生ではありません。

鳥のことを思うがために、変な考え方や飼い方をされている飼い主に対してガ
ッツり・ハッキリ言う先生なので、それががそう感じられるのかもしれません。

時間をかけてじっくり丁寧に鳥さんのことを教えてくれます